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2009年1月10日 (土)

ウエッジウッドの経営破たんには驚きました。

 夜、ニュース・ステーションを見ていたときでした。字幕スーパーにあるその話題を見たとき、(えっ、それホント?なにかの間違いでは?)と信じられませんでした。しかし、間違いではなく、翌朝新聞を読んで、(ああ、やはり)と思いました。デパートの同ブランドの売り場にはなにか活気を感じられなかったし、登場する新商品にも魅力がないように思っていました。私の好きなデザインの(ビアンカ)は今手元にあるのを眺めていても素敵だなあ、うきうきするなあ、と引き寄せられる力を感じますが、今の商品にはそのような思いを抱けませんでしたから。すでに生産拠点が英国ではなく東南アジアである、と知ったときはなにか失望を感じました。

 ウエッジウッドは売り込みの演出がうまいなあ、と思っていました。私が覚えている広告はとても美しい写真でマダム向け雑誌のページを彩っていて、まだ外貨相場が高くてその他のイギリスの陶磁器メーカーの商品が一般的に知られることもなかった頃に高級食器のイメージを多くの日本人に植え付けた最初のメーカーであったように思います。(ゴデイバがチョコといえば板チョコだった日本人にボンボン・オ・ショコラの美しさを知らしめたように) 池田理代子さんの名作古典少女漫画(オルフェウスの窓)第3部で、主人公ユリウスの屋敷にやってきた彼女の上級生だったダーウィッドのせりふのなかにも登場するウエッジウッドで、ボーン・チャイナ、という言葉もウエッジウッドの広告で知りました。多くのウエッジウッド製品はわりと安く、手の届く価格設定だったのも、創業者ジョサイア・ウエッジウッドの理念でしょうか。

 ブランドそのものは継続されるとは思いますが、素敵なカップでおいしい紅茶を飲む幸せは失われないでいてほしいです。

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